「昨日まで食べていたフードを、急に食べなくなった」
「トッピングをのせれば食べるのに、フードだけだと口をつけない」
「新しいフードを買っても、すぐに飽きてしまう」
愛犬がごはんを食べてくれないと、飼い主さんは心配になります。
なんとか食べてもらおうと、お肉やチーズ、おやつなどを次々に追加しているうちに、フードだけでは食べなくなってしまったというケースもあります。
ただし、犬が食べない理由は「わがまま」だけではありません。
体調不良や口の痛み、ストレス、暑さ、食事量の多さなどが隠れていることもあります。まずは愛犬の様子を観察し、安全を確認したうえで食事のルールを整えていきましょう。
本当に「わがまま」なのかを確認する
食べないフレブルに対して、すぐに「わがままだから」と決めつけるのは禁物です。
次のような様子がある場合は、しつけより先に獣医師へ相談してください。
・おやつや好物にも反応しない
・水も飲まない
・嘔吐や下痢をしている
・元気がなく、ぐったりしている
・体が震えている
・急に体重が減った
・フードを口に入れても落とす
・口元を触られるのを嫌がる
・呼吸が苦しそう
・誤食の可能性がある
食欲不振には、胃腸の不調だけでなく、歯や口腔内の痛み、全身性の病気など、さまざまな原因があります。
特に子犬、高齢犬、持病のある犬は、食べない時間が長引く前に動物病院へ連絡しましょう。
「食べなければもっとおいしいものが出る」と覚えていることも
体調に問題がなく、トッピングやおやつだけは喜んで食べる場合は、これまでの経験から食事の流れを学習している可能性があります。
もしかしたら、次のような流れが続いていないでしょうか。
①フードを出す
②愛犬が食べずに待つ
③飼い主さんが心配してお肉を追加する
④トッピング部分だけを食べる
⑤食べないと、さらに別のおやつが出てくる
この流れを繰り返すと、「最初のフードを食べずに待てば、もっと好きなものが出てくる」と学習しやすくなります。
飼い主さんに悪気はありません。食べてほしいという優しさが、結果として選り好みを強めてしまうことがあります。
主食は総合栄養食を基本にする
毎日の主食には、愛犬の年齢に合った総合栄養食を選びましょう。
総合栄養食は、そのフードと水を基本として、対象となる成長段階の犬に必要な栄養をバランスよく摂取できるよう設計されています。
一方、おやつや人の食事は、一般的に主食として必要な栄養バランスを満たすようにはつくられていません。
トッピングが食事全体の大部分を占めると、カロリー過多になるだけでなく、本来食べてほしい総合栄養食の摂取量が減ることがあります。
おやつは1日の摂取カロリーの10%未満をひとつの目安とし、主食の栄養バランスを崩さない範囲で使いましょう。
今日から始める「30分ルール」
体調に問題がなく、食事の選り好みが疑われる場合は、食事の時間を決める方法があります。
基本の手順
①決めた時間に、計量したフードを出す
②静かな場所で食べられるようにする
③20〜30分程度たっても食べなければ下げる
④次の食事時間まで、代わりのおやつやトッピングを出さない
⑤食べたときは静かに褒める
大切なのは、家族全員でルールを統一することです。
ひとりがフードを下げても、別の家族がおやつを与えてしまうと、愛犬はどちらの行動を選べばよいのか分からなくなります。
ただし、食べない状態を長時間放置してよいという意味ではありません。
健康状態、年齢、持病によって安全に待てる時間は異なります。まったく食べない状態が続く場合や、いつもと様子が違う場合は、早めに獣医師へ相談してください。
1日の給与量が多すぎないか確認する
食べない原因が、単純に「お腹が空いていない」こともあります。
フードのほかに、おやつ、デンタルガム、トッピング、人の食べ物などを口にしていれば、すでに必要なカロリーを満たしている可能性があります。
まずは3日間程度、愛犬が口にしたものをすべて記録してみましょう。
フードは計量カップだけに頼らず、できればキッチンスケールを使ってグラム単位で測ります。
また、フードパッケージの給与量はあくまで目安です。体重、年齢、運動量、避妊・去勢の有無、体型を確認しながら調整してください。
ぬるま湯で香りを引き出す
犬は食べ物を選ぶとき、香りの影響を強く受けます。
粒を食べにくそうにしている場合は、人肌程度のぬるま湯を少量かけ、香りを立たせる方法があります。
熱湯をかける必要はありません。食べやすい温度になっていることを確認してから与えましょう。
この方法なら、別の食材を追加せずに食事へ変化をつけられます。
ただし、ふやかしたフードは傷みやすいため、食べ残しは長時間置かずに処分してください。
トッピングを使うなら、少しずつ減らす
すでにトッピングが習慣になっている場合、初日から完全になくすと食べないことがあります。
その場合は、量を少しずつ減らしましょう。
例えば、現在大さじ1杯のお肉をのせているなら、数日ごとに4分の3、半分、4分の1と減らしていきます。
トッピングをフードの上だけに置くと、そこだけ食べることがあります。少量をぬるま湯に混ぜ、フード全体に香りをつける方法もあります。
最終的には、総合栄養食を主食として食べられる状態を目指します。
食物アレルギーの疑いがある子や療法食を食べている子は、自己判断で食材を追加せず、獣医師に確認してください。
新しいフードは少しずつ切り替える
「食べないから」とフードを頻繁に変えると、愛犬がさらに選り好みをする可能性があります。また、急な変更は便がゆるくなる原因にもなります。
新しいフードへ切り替える際は、これまでのフードに少量ずつ混ぜ、便や食欲を確認しながら割合を増やしましょう。
急な切り替えよりも、段階的に切り替えるほうが消化器症状を抑えられる可能性があります。
切り替え中に下痢や嘔吐が見られた場合は、無理に続けず獣医師へ相談してください。
素材本来の香りを大切にしたkopta
kopta ザ・プレミアムドッグフードは、フレンチブルドッグの食生活を考えてつくられた総合栄養食です。
生肉や魚を使用し、合成香料や着色料、オイルコーティングに頼らず、素材本来の香りを生かしています。
一般的な発泡粒とは異なる無発泡製法を採用しているため、粒の形や大きさには多少の違いがありますが、原材料がギュッと凝縮されています。
初めてのフードをいきなり大袋で購入するのが不安な飼い主さんには、300gのお試しサイズも用意しています。
まずはこれまでのフードに少量ずつ混ぜながら、愛犬の食いつきや便の状態を確認してみてください。
まとめ
フードを食べないときは、次の順番で対応しましょう。
・体調不良や口の痛みがないか確認する
・1日に食べているものをすべて把握する
・フードと水を基本にし、トッピングを増やしすぎない
・食事時間を決め、食べなければ20〜30分で下げる
・家族全員で同じルールを守る
・新しいフードには少しずつ切り替える
「食べない=わがまま」とは限りません。
体調を確認したうえで、健康な子には一貫した食事ルールをつくり、総合栄養食を主食として食べられる習慣を整えていきましょう。
※食欲不振が続く場合や、嘔吐、下痢、元気の低下、体重減少などが見られる場合は、早めに獣医師へご相談ください。