まさか、そんな唐突に訪れるなんて想像すらしなかった先代フレンチブルドッグとのお別れを経験し、あらためてペットを飼うということは、いつかはお別れをするときを迎えるかもしれない、ということを実感しました。
それからほどなくして新しい出会いがあり、ふたたびフレンチブルドッグを我が家に迎えることになりました。
当初は与えるフードのことはあまり深く考えず、おいしそうに食べてくれているならそれでいいと考えていました。
市販のフードも良い食材を使い、より健康に配慮された成分など優れたものが多くあります。
特にこれといった銘柄に決めているわけでもなかったのですが、ある日突然、
『はたして今食べさせているフードがベストなのか?』
と、考えてしまいました。
人間が食べるものに気を遣うように、愛するわが子のような存在のペットが食べるものにも気を遣う。
手づくりフードは、トッピングぐらいならまだしも、毎食全量となるとなかなか難しいものです。
いま、市販されているフードは、どれも総合栄養食として申し分のないものばかりです。
犬種ごとに栄養や成分を細かく調整したものも多くあります。もちろん、フレンチブルドッグ用もあります。
以前、ペット業界に関わる仕事をしていた経験があることもあって、
『もしかしたら、これからも末永く一緒にいるフレンチブルドッグのためにベストなフードをつくることができるのでは?』
と思ったことから、フレンチブルドッグ専用フードをつくることになりました。