総合栄養食って何だろう?

愛する存在であり、良きパートナーであるフレンチブルドッグは、飼い主が与えてくれる食事(フード)からしか、栄養を補給することができません。

そのためフードには、彼らが安全で健康な生活が送れるよう、必要な栄養素とそのバランスが配慮され製造されています。

特に総合栄養食は、そのフードと水だけで10年以上の長い期間の健康を保つことが考慮されて開発しているものになります。

ヒトは、自分自身で栄養バランスを整えるための食事を選択し、摂取することができますが、彼らは飼主から与えられた食事のみで栄養を摂取しなければならず、そのためフードの中に一定で安定した栄養成分を含有している必要があります。

ペットフードには、五つの成分(粗たんぱく質、粗脂肪、粗繊維、粗灰分、水分)の表示が義務づけられており、必要に応じて他の成分の表示も記載されます。

ペットフードは栄養バランスを重視しているため、フード中の栄養成分含有量を「%」や「mg」等で表示しています。

また、「以上」や「以下」といった表記をしているのは、栄養成分を保証していることの意味であり、栄養上必要であるたんぱく質や脂肪は、最低栄養含有量を保証し「以上」という表示がされています。

なお、水分や繊維および灰分は、保証値より多いとカロリーが低下してしまったり、一定の栄養を摂取できないおそれがあることから、最大含有量を保証して「以下」といった表示がされています。

四つの成分に「粗」とついているのは、おおまかな数値といった意味ではなく、栄養成分の表示についての分析上の精度を表示したものです。

水分を除く四つの成分は、純粋な成分(たんぱく質、脂肪、繊維、灰分)を測定しているのではなく、同時に他の成分も測定しています。

たんぱく質の分析ではアミノ酸等、脂肪の分析では脂肪に溶解しているビタミンや他の成分等、繊維の分析では酸やアルカリに溶けないケラチン等、灰分の分析ではペットフードを燃やして灰にし、その量を測定し、純粋なミネラルの他にその酸化物等を含んでいるので、「粗」という言葉で表現しています。

ペットフードに含まれる栄養成分の含有量を保証する意味として、この様な表示をしており、一定の栄養成分を保証していることが表示されています。

ブログに戻る